食育

おがわ歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます☘️

歯科衛生士の西岡です。

皆さんは「食育」という言葉を聞いたことはございますか?

食育とは、「生きる上での基本であって、
知育・徳育・体育の基礎となるもの」(農林水産省)

「子供たちが食に関する正しい知識と
望ましい食習慣を身に付けること」(文部科学省)

と定義されています。

毎日の食事を美味しく食べるために、
食に対する知識やバランスを考え、
選択する力をつけていかなければなりません。




それぞれの歯の役割についてお話しします。

①切歯(前から2本目)
上下左右に8本あります。
食べ物を適度な大きさに噛み切る役目があります。
顔の印象や発音にも大きく関わっています。


②犬歯(前から3本目)
先の尖った円錐のような形をしていて、
お肉などを切り裂く役目があります。


③臼歯
名前の通り臼のような形をしていて、食べ物をすり潰す役割をしています。
さらに小臼歯と大臼歯に分かれており、それぞれ上下左右2本ずつあります。
小臼歯には、不安定な下顎を一定の位置で安定させ奥に下がらないようにするストッパーの役割もあります。
そして(親知らずを除き)奥から2番目の第一大臼歯は永久歯の中で一番大きく、噛む力も一番強いので噛み合わせの基本の歯となります。


歯を失う主な原因は、虫歯と歯周病です。
それぞれの歯に大切な役割があるので、一本でも多く歯を残しいつまでも美味しく食べる為に日々のケアが大事です。

噛む力も、弱いと唾液の分泌量が減り虫歯になるリスクが高くなります。

また、噛む回数が少ないと顎が発達しないまま歯並びが悪くなりやすい傾向にあります。


だから子供の頃からの「食育」は将来の生活において重視されています。

自分では口腔内の状況は分かりにくく想像もしづらいかと思います。

まずは自分のお口の状態を知り、歯や体の健康の為にも自分に合ったケアを行う必要がございます。

それをお伝えするのが歯科衛生士の役目ですのでぜひ定期的に歯科検診を受けましょう。