重度の歯周治療


こんにちは!


おがわ歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます😊



歯科衛生士の澁谷です。


年明けから2週間以上経ち、お正月モードもすっかり落ち着きましたね。



最近では、オミクロン株が猛威をふるっており、ますます感染対策の徹底が重要です😢


お口の中も綺麗にして感染を防いでいきましょう。





さて、前回からの続きで今回も歯周病についてのお話です😊



今回は重度の歯周治療についてです




前回中等度の歯周治療についてお伝えしましたが、 重度に進行すると、


歯周ポケットの奥深くに歯石が付着しています。


歯周ポケットの深部は複雑な形が多く、スケーラー(歯石を除去する器具)が届きにくくなっています😢


また、目視することができません。



そのため、歯周ポケットが深い場合、
歯茎を 切開して目で確認できるようにした上でスケーリング・ルートプレーニングを行います。




これを”フラップ手術”といいます。




手術といってもそこまで大掛かりな物ではありません。


手術の流れは

①治療部位に麻酔をします


②治療部位の歯肉を切開します


③歯肉を少し開き、歯の根っこの部分を露出させます


④歯石を目視で確認しながらスケーラーで除去します


⑤開いた歯肉を戻し、糸で縫います


⑥1週間後糸をとります


⑦糸を取って治癒した後、検査をして確認し、改善されていればメンテナンスに移ります




処置を行なったからといって、完全に症状がなくなるとは限りません。


おうちでのブラッシングがきちんと行われていないと改善されませんし、

また繰り返し進行してしまいます。


また、炎症は引くことで、歯肉が下がったり、


知覚過敏の症状が出ることがあるなど、デメリットもあります。



患者さんの全身疾患や、歯周病の進行度によって処置できないこともあるので、


検査や、基本的な治療が大事になってきます。




当院では歯周治療をする場合、しっかり検査、説明をさせていただきます。



ご質問などあればぜひお聞きください😊




今回はここまでになります。

次回も歯周病についての予定です。





参考文庫:歯科衛生士教本 歯周病学