歯の根の虫歯に注意!

おがわ歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます🌱

歯科衛生士の中井です。

今回は歯の根元にできるむし歯についてお話していきたいと思います。


歯の根元のむし歯とは、歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がり、露出した歯の根にできるむし歯のことです。

本来、歯ぐきの上にみえている歯はエナメル質という硬い組織でできています。
しかし、歯ぐきが下がってしまうとその下にある象牙質と言われる組織が露出してしまいます。





実はこの象牙質、エナメル質よりも酸に弱いという特徴がありむし歯になりやすいんです!


✅特に以下の条件に当てはまる方は注意が必要です


①歯周病が進行している
②加齢に伴って歯ぐきが下がってきた
③歯磨きの時に力が入りすぎている
④歯ぎしりや食いしばりがある
⑤口が乾燥しやすい


①、②、③に当てはまる方は歯ぐきが下がってしまったことにより歯の根元が露出し、むし歯のリスクが高くなってしまいます。
歯の根元は磨きにくいため、定期的に検診を受けていただきブラッシング方法を確認すると良いでしょう。

④に当てはまる方は歯ぎしりや食いしばりをしていると歯を支える骨の吸収や歯ぐきが下がってしまうため、自覚のある場合は夜間にマウスピースを使用するなど歯を保護するようにしましょう🦷

⑤は加齢や全身の病気、薬の副作用によって唾液の分泌量が低下すると口の中が乾燥しやすくなります。 口の中が乾燥すると細菌が増えやすくなり、むし歯や歯周病にのリスクが高まります。





歯の根元のむし歯は進行がゆっくりなことが多く、気付きにくいこともありますので、早期発見・早期治療のためにも定期的な検診を心がけましょう🌸✨