歯周病中等度


こんにちは！

おがわ歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます

歯科衛生士の澁谷です！


前回、歯周病の初期治療についてお話ししましたが、今回はその続きになります。



前回歯茎より上の方の歯石取りについてお話ししましたが、

今回は、より中等度の治療、“SRP”について説明していきます。



SRPとは “スケーリング”と”ルートプレーニング”の頭文字をとった略です。




“スケーリング”

前回でもでてきた、スケーラーと呼ばれる器具を使用して

歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去すること




“ルートプレーニング”

歯周ポケット(歯茎の中のポケット)の歯石や歯の根っこの表面の汚染されたセメント質を除去し、

歯の根を硬く滑らかにする処置




スケーリングについては前回お伝えしたのでよかったら前回の記事をご覧ください





ルートプレーニングは、主に中等度の歯周病で必要になります



中等度になってくると、歯周ポケットの内部に溜まった歯垢が、

だんだん硬くなり、歯石になります。



歯の根っこの面に歯石がつくと細菌の毒素がセメント質にに浸透し、

汚染セメント質になります。


これがそのままになると、歯石を取っても、歯茎が歯根にくっつかず、


歯周ポケットが改善しにくくなります。



なので、歯石を取り除いた後はルートプレーニングをして汚染セメントを除去し、


歯根面をツルツルにして、歯垢、歯石が溜まりにくい状態にしていきます✨

今回はここまでになります

次回はまた歯周病の続きの予定です