歯周病治療の最終ゴールについて
おがわ歯科医院のブログをご覧頂きありがとうございます😊
歯科衛生士の澁谷です。
少し前の回で歯周病軽度から重度の症状、治療方法についてお話ししましたが、
今回は歯周病の治癒についてです
まず治癒とは
出血、炎症がなく、歯周ポケットが3ミリ以下のもの。
また、3ミリ以上の深い歯周ポケットや、歯の揺れはあるが、歯周組織の多くは改善し、
進行が停止している場合は、病状安定と言い、
この状態を保てるよう、進行しないようセルフケア、プロフェッショナルケアを行なっていきます。
治癒と言いましたが、歯周病には完治は難しいと言われています。
歯周病は感染症の一種で、歯周病原菌によって起きます。
減らすことはできても、お口の中で菌は生きています。
完全に歯周病原菌をなくすことは難しいと言われています。
一度歯周治療をして、綺麗にしても
その後お口の中が不潔になると、歯周病原菌が増え、炎症を起こし、進行してしまいます。
つまり、歯周病になる前に戻すことはできません
ただ、進行を止め、炎症を抑え、健康な歯茎の状態にすることはできます
そこで大切なのが、
・日々のセルフケア(おうちでの患者さん自身の歯磨き)
・定期的なプロフェッショナルケア(歯科医院でのプラークコントロール、取り残されてる磨き残し、歯石除去 ) です。
歯周病の治療は進行するほど回数がかかります。
たくさん通ってせっかく改善しても、この二つを怠るとまた元に戻ってしまい、
更に放っておくと進行してしまいます
そうならないように、
おうちでの歯磨き、定期検診で健康な状態をキープしていきましょう😄